アプリレビューの消し方|低評価レビューへの対応方法と削除ルールを解説

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※本記事は2026年7月10日に公開したものです

こんにちは、スターガレージの長井です。

「せっかくアプリをリリースしたのに、的外れなレビューや心当たりのない低評価が放置されたまま…」そんな悩みを抱え、レビューの消し方や低評価レビューへの対応について情報を探しているアプリ運営者の方は多いのではないでしょうか。

レビューは、アプリのストア評価に直結するだけでなく、新規ユーザーがダウンロードを決める重要な判断材料です。ASO対策の観点からも、レビュー管理はキーワード選定やスクリーンショット最適化と並ぶ、見逃せない施策のひとつです。

この記事では、レビュー削除に関する正しい知識から、ASO対策としての実践的なレビュー管理術まで、アプリ運営者が知っておくべき情報を解説します。

1. アプリレビューの消し方:各ストアの基礎知識を整理する

低評価レビューを見るたびに「レビューを消す方法はないのか」と思ったことがある運営担当者は少なくないはずです。結論からいえば、レビューの削除は原則として開発者側にはできません


そもそも、アプリストアのレビューに関して権限を持つのは次の2者です。

ユーザー:自分が投稿したレビューを編集・削除できる
アプリ運営者:原則として他者のレビューを削除・非表示にすることはできない

つまり「レビューを消す」行為ができるのは、基本的に投稿したユーザー本人のみです。これはApp StoreもGoogle Play ストアも共通の大前提です。

ただし、「運営側が何もできないか」というと、そうではありません。ストアの違反報告(フラグ機能)を使って、ストア側に削除を申請することは可能です。削除の可否はプラットフォームが最終判断を下しますが、正当な理由があれば対応してもらえるケースがあります。

こうした違反報告の仕組みも含め、App StoreとGoogle Play ストアでは、レビューに関する仕様や機能がそれぞれ異なります。「どんな操作ができるのか」「どこから申請するのか」を正確に把握しておくことが、いざというときの適切な対応につながります。

以下で、各ストアの仕様を整理していきましょう。

特筆すべきは、App Storeでは、新バージョン公開時に評価をリセットできる機能がある点です。大型アップデートのタイミングで活用することで、過去の低評価を一新してスコアを立て直すことができます。一方、Google Play ストアにはこの機能が存在しないため、日頃からの継続的な評価管理がより重要になります。

レビュー削除の可否や基本的な仕組みを理解したところで、次は各ストアで実際にどのようなレビューが削除対象となるのか、また削除申請はどのように行うのかを見ていきましょう。

2. App Store:アプリレビューの消し方

まず前提として、App Storeのレビュー削除はあくまで「Appleが判断・実行するもの」であり、開発者にできるのは「問題のあるレビューをAppleに報告する」ことだけです。

レビューに不快な内容、スパム、またはAppleの利用規約に違反するその他のコンテンツを発見した場合は、レビューには返答せずに、App Store Connectより問題を報告するよう、Appleは案内しています。また、問題を報告しても、該当するレビューを投稿したユーザーに通知されることはありません。
※参照:https://developer.apple.com/jp/app-store/ratings-and-reviews/


削除申請が認められる可能性の例として、以下のようなケースが挙げられます。

スパム・重複投稿:
同一または類似の内容を繰り返し投稿したもの、無意味な文字列など

虚偽・なりすまし:
事実と異なる情報や、開発者・関係者を装った投稿(例:「開発エンジニアですが、このアプリに課金するとカード情報が抜かれます」など)

誹謗中傷・脅迫:
特定の個人や企業への人身攻撃、脅迫的な文言を含むもの

性的・差別的コンテンツ:
不快・違法なコンテンツを含むもの

アプリと無関係な内容:
評価対象のアプリと明らかに関係のないコメント

削除依頼を出す際は「禁止事項のどこに当てはまっているか」を明確にしておくことが重要で、該当箇所を具体的に示した依頼のほうが、示していない依頼より説得力が高くなります。

削除申請が認められるケースの申請手順


  • step1
    App Store Connectにログインし、対象アプリを選択する
  • step2
    サイドバーで「評価とレビュー」をクリックし、問題のレビューを
    見つけ、右上のメニューから「問題を報告する」を選択する
  • step3
    違反カテゴリおよび具体的な問題内容を入力して送信する
  • step4
    Appleの審査チームが内容を確認し、利用規約違反と判断された
    場合に削除が実施される

なお、Appleは不正や重複があったり不適切であったりする評価やレビューを削除する取り組みを継続的に行っており、フィードバックの信頼性と有用性の維持に努めています。ただし、申請が必ず通るわけではなく、単なる低評価や主観的な批判は削除対象になりません。

そのため、低評価レビューへの対策は「削除申請」だけに頼ることはできません。実際には、レビューへの丁寧な返信やアプリの改善を通じて評価の回復を図ることが重要になります。

App Storeにおける評価スコアは、検索結果での見え方やユーザーのダウンロード判断に影響を与える重要な指標です。そのため、不正レビューや悪質なコンテンツには適切に対応しつつ、正当なユーザーからの高評価レビューを継続的に獲得していくことが、長期的なASO対策につながります。

3. Google Play ストア:アプリレビューの消し方

Google Play ストアでも、開発者が他のユーザーのレビューを直接削除することはできません。レビューの削除はGoogleが判断・実施するものであり、開発者ができるのは問題のあるレビューを報告することのみです。

Googleが公式に用意しているレビュー削除の仕組みが、「ポリシー違反レビューの報告(フラグ機能)」です。Google Play Consoleから対象レビューを報告し、Googleがポリシー違反と判断した場合に削除が行われます。

一方、違反していないと判断された場合は不承認の通知がレビューに表示され、同じレビューを再び報告することはできません。つまり、単に低評価であるというだけでは削除申請の対象にはならず、「ポリシー違反かどうか」が判断基準となります。
※参照:https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/7318385?hl=ja

では、具体的にどのようなレビューが削除の対象となるのでしょうか。

Googleのポリシーに違反するレビューは、削除の対象となる可能性があります。
例えば、下記の項目が該当します。


  • スパムや繰り返し投稿
  • アプリと無関係な内容
  • 誹謗中傷やヘイトスピーチ
  • 他者の個人情報を含む投稿など

一方で、「内容が気に入らない」「事実と異なるように感じる」といった理由だけでは、レビューの削除が認められないケースも少なくありません。単に低評価であるという理由ではなく、Googleのポリシーに違反しているかどうかが判断基準となります。

レビュー削除の申請手順

  • step1
    GooglePlay Consoleにログインし、対象アプリのページを開く
  • step2
    左メニューから「モニタリングと改善」→「評価とレビュー」→「レビュー」に移動する
  • step3
    報告したいレビューのフラグアイコンを選択し、違反カテゴリを指定して送信する
  • step4
    Googleによる確認後ポリシー違反と認められれば削除される

注意点として、1日あたりの報告送信回数には上限が設けられており、上限に達した場合は24時間後に再試行する必要があります。また、一度不承認となったレビューに対して再報告することはできないため、報告前にポリシー違反の該当性をしっかり確認することが重要です

Google Play ストアでは評価のリセット機能が用意されていないため、不適切なレビューへの対応とあわせて、レビュー返信やアプリ改善を通じて評価を積み上げていくことが重要になります。

4. レビューをASO対策に活かす返信戦略

低評価レビューへの削除申請には限界があります。そのため、レビュー管理においては「削除できるレビューへの対応」だけでなく、「削除できないレビューをどう活用するか」という視点も欠かせません。

その代表的な手段が、レビューへの返信です。
レビュー返信は、単なるユーザー対応ではなく、ストア上でアプリの印象を左右する重要な要素になります。

また、返信は「既存ユーザーへのメッセージ」であると同時に、これからダウンロードを検討している潜在ユーザーへのアピールにもなります。
実際に、同じ低評価レビューが表示されていても、開発者からの返信があるかどうかで、ユーザーが受ける印象は大きく変わります。

レビューへの返信がASO対策に与える最大の効果は、評価スコアの改善につながる可能性を生み出せる点です。

低評価をつけたユーザーが、返信内容を見て評価を更新するケースがあるほか、丁寧な対応によって「きちんとユーザーの声を見ているアプリ」という印象を与えることで、今後のアップデート後に高評価レビューを獲得しやすくなる可能性があります。

特にGoogle Play ストアでは、開発者がレビューへ返信するとユーザーに通知が届く仕様のため、再評価を促すきっかけを作りやすい環境になっています。

また、返信スピードも重要な要素です。ユーザーがレビューを投稿してから早い段階で返信することで、レビュー内容の見直しや評価更新につながる場合があります。返信が遅れると、ユーザーがアプリに対する問題意識や関心を失い、対応の機会を逃してしまう可能性もあります。

低評価レビューへの対応においては、「確認・改善」の姿勢で返信することが、閲覧した潜在ユーザーへの好印象につながります。競合アプリや他社サービスとのダウンロード数獲得競争において、返信の質はブランド評価の差別化要因になり得ます。

レビュー返信は、削除できないネガティブなレビューを「プラスに変える」数少ない手段のひとつです。 ASO対策全体の中で、返信戦略を独立した施策として位置づけ、担当者・返信テンプレート・運用フローを整備することが、中長期的なストア評価改善の土台になります。

5. ストア評価を高める中長期的なレビュー改善施策

低評価レビューへの削除申請や返信対応は、あくまで「守りの施策」です。ストア評価を本質的に高めるには、高評価レビューを継続的に獲得し続ける「攻めの施策」が不可欠です。

ここでは、ASO対策として実践すべき中長期的なレビュー改善の具体的アプローチを解説します。

ストア評価(星の平均スコア)は、アプリのダウンロード数に直接影響を与える重要なASO指標のひとつです。つまり、レビュー管理はキーワード最適化やスクリーンショット改善と並ぶ、ストア集客の根幹を担う施策です。

実務上効果的とされる施策を以下に整理します。

レビュー促進ダイアログの戦略的な活用

高評価を獲得するうえで最も即効性があるとされるのが、アプリ内でのレビュー促進ダイアログの実装です。App Storeが提供する「SKStoreReviewRequest API」、Google Playの「In-App Review API」を活用することで、アプリを離脱させずにレビュー投稿を促すことができます。

ここで重要なのは「タイミング」です。以下のような、ユーザーが満足感を得た直後に表示するのが実務上の鉄則とされています。

  • タスクの完了直後(例:ゲームのステージクリア、目標達成、購入完了)
  • アプリを一定回数・一定期間継続して使用した後
  • ポジティブなアクション(お気に入り登録、シェアなど)の直後
  • アップデート後の初回起動時(新機能への満足感が高い状態)

反対に、エラー発生直後やオンボーディング中など、ユーザーがストレスを感じている可能性があるタイミングでの表示は避けるべきです。なお、App Storeでは同一ユーザーへのダイアログ表示は365日間に3回までという制限が設けられており、表示回数の設計も重要になります。

アプリ品質の改善で低評価レビューを減らす

レビュー評価はプロダクトの品質に直結します。特に以下の要素はネガティブレビューの主要因として繰り返し挙げられるため、継続的な改善が不可欠です。

  • クラッシュやフリーズなどの技術的な不具合
  • 動作速度・読み込み時間の遅さ
  • UIの分かりにくさ・操作性の悪さ
  • 広告の頻度・表示タイミングへの不満
  • アップデートによる既存機能の劣化

また、App Storeの「評価リセット機能」は、大型アップデートのタイミングで活用することで、過去に蓄積した低評価を一新できる有効な手段です。新機能リリースや大幅なUI改善のタイミングに合わせて使用することで、フレッシュな状態から評価を積み直すことができます。

ユーザーの不満をレビュー投稿前に受け止める仕組みづくり

レビューに書かれる不満の多くは、「問い合わせ窓口が見当たらなかった」「どこに言えばいいかわからなかった」という背景から生まれているケースが少なくありません。

アプリ内に問い合わせフォームやFAQページへの導線を設けることで、不満を持つユーザーをレビュー投稿ではなく直接サポートへ誘導できます。これは結果的に低評価レビューの発生を未然に抑制する施策として機能します。

具体的には以下のような導線設計が有効です。

  • アプリ内の設定画面に「お問い合わせ」ボタンを設置する
  • エラー発生時に自動でサポートページへ誘導するメッセージを表示する
  • 解約・退会フロー上でフィードバック入力を促す

低評価レビューのデータ活用

中長期的な改善において見落とされがちなのが、低評価レビューをプロダクト改善のインサイトとして活用する視点です。

低評価レビューには、ユーザーリサーチでは得にくいリアルな不満・要望が凝縮されています。定期的にレビュー内容をカテゴリ別に分類・集計し、開発ロードマップに反映させるサイクルを構築することが、評価スコアの中長期的な底上げにつながります。

ストア評価の改善は、単発の施策ではなく「獲得→分析→改善→再獲得」のサイクルを継続することで初めて成果が表れます。ASO対策全体の効果を最大化するためにも、レビュー管理を運用業務の中に組み込み、PDCAを回し続ける体制づくりが重要です。

6. まとめ

本記事では、アプリレビューの削除方法から、ASO対策としての返信戦略・中長期的なレビュー改善施策まで、アプリ運営者が知っておくべきレビュー管理の全体像を解説しました。

アプリレビューは、原則として開発者が自由に削除できるものではありません。そのため、低評価レビューへの対応は「削除申請」だけに頼るのではなく、返信や改善施策と組み合わせることが重要です。

削除できないネガティブなレビューも、質の高い返信と迅速な対応によって評価更新のきっかけになり得ますし、レビュー促進ダイアログの活用やアプリ品質の改善を通じて、高評価レビューを能動的に獲得していくことも可能です。

ストア評価はアプリの「顔」であり、検索順位やダウンロード数に継続的な影響を与える重要指標です。「削除できるレビューかどうか」を見極めると同時に、「どう改善につなげるか」という視点を持つことが、長期的なアプリ成長への近道になるでしょう。

低評価レビューへの対応やレビュー削除に関するお悩み、ストア評価の改善についてもご相談いただけます。レビュー対応でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。 なお、レビューの具体的な集め方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

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執筆:長井 愛実

スターガレージでマーケティングを担当している長井愛実です。ASO(アプリストア最適化)の認知を広げ、正しい理解を深めていただけるよう、情報発信に取り組んでいます。データや事例をもとに、ASO対策の価値や方法を分かりやすくお伝えします。

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