ASO対策に欠かせない!DLに繋がるスクリーンショットとは? 最適化のための5つのポイント

こんにちは!スターガレージの長井です。
今回の記事はASO対策の一つであるスクリーンショットについて掘り下げていきます。
基本事項のおさらいから、その重要性と効果、そして最適なスクリーンショットを作成するためのポイントを詳しく解説します。
さて、スクリーンショットの重要性は皆さんご存知かと思います。アプリストアにおいて様々な箇所に表示され視覚的に目立つことから、ユーザーの視線を惹きつける重要な要素です。
そのため、スクリーンショットがダウンロード数に大きく影響することは間違いありません。
本記事を読んでスクリーンショットの重要性を理解して頂き、最適化のポイントを押さえたASO対策を行いましょう!
1.アプリストアにおけるスクリーンショットの基本事項
アプリストアにおけるスクリーンショットとは、アプリのインターフェースや主要機能を表す画像を指します。
まずは、改めて各ストアのスクリーンショットの仕様や要件をおさらいしておきましょう。

※サイズの詳細は以下公式ページを参照
App Store
(https://developer.apple.com/jp/help/app-store-connect/reference/app-information/screenshot-specifications)
Google Play ストア
(https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/9866151?hl=ja#zippy=)
ASO担当者が知っておくと便利なTips
- Google Play ストアでは縦横比は決まってないため、例えば1000×1000といった正方形の画像なども掲載できます。
- iPhoneは、ストアの仕様変更にともない、6.9インチを、iPadを除くすべてのサイズに流用することができるようになりました。
5.5インチにも流用可能なため、iPhone用のスクリーンショットは現在6.9インチの1サイズのみで設定が可能となっております。
ストアによってスクリーンショットの最大設定枚数やサイズが異なるため、要件を確認してから作成に取り組んでください。
次にスクリーンショットの重要性とその効果について説明していきます。
2.スクリーンショットの重要性とその効果
ユーザーがアプリをダウンロードする際、スクリーンショットなどの視覚的な要素は第一印象として強く作用します。そして、その第一印象によってユーザーは、アプリをダウンロードするかしないかを決定しています。
スクリーンショットには様々な効果があるため以下、詳しく解説していきます。
- ①視覚的訴求力がある
冒頭で述べた通り、スクリーンショットでは視覚的に機能や特徴を訴求でき、説明文では伝えにくいアプリのUIや使用イメージも見せることが可能です。
スクリーンショットは検索結果画面やアプリの概要ページにおいて大きく表示されるため、最もユーザーの目を引き、即時に情報を伝える効果が期待できます。

- ②どのようなアプリなのかイメージができる
スクリーンショットを見ることで、ユーザーはアプリを使用する前に内容や機能をある程度予想できます。例えばゲームアプリなら、ゲームプレイ中の一画面をスクリーンショットで示すことでアプリの世界観や魅力、操作イメージを伝えられます。
また、事前にイメージ等を伝えることによって、ユーザーの期待値とも乖離が生まれにくくなるため、ダウンロードの後の離脱を防ぐこともできるのです。
- ③競合アプリとの差別化ができる
スクリーンショットを通じて、競合アプリとの違いや優位性を強調できます。
他社アプリにはない機能や、実績データ(○○No.1、利用者数等)を記載することによって、競合アプリよりもユーザーの興味を惹きダウンロードされやすくなるでしょう。
このように、良いスクリーンショットを設定することで、ただユーザーの目を引くだけでなくアプリの特徴と価値を十分に伝えることができ、結果的にダウンロード数の増加に繋がります。
では、魅力的なスクリーンショットはどのように作成したら良いのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
3.最適なスクリーンショットの作成ポイント
実際にダウンロードを促進する、効果的なスクリーンショットの作成ポイントは5つです。
Point1. 訴求はなるべく1枚につき1つ、大きく記載する
自社アプリの魅力を最大限に伝えようとすると多くの情報を載せたくなりますが、情報量が多いスクショはその分文字が小さくなり視認性が悪くなります。
そのためスクリーンショット1枚に記載する訴求はなるべく1つにすると良いでしょう。
また、メインの訴求はユーザーの目に留まりやすいように大きく記載してください。
スクリーンショットでは、ユーザーに伝えたい訴求を明確にすることが非常に重要です。
そうすることでユーザーはアプリの強みやメリットを瞬時に理解できるようになります。
スクリーンショット作成の基本であり、非常に重要なことですので是非意識をしてみてください。

Point2. 重要な訴求は1枚目~3枚目までに記載をする
重要な訴求や最も目を引くデザインは、横向きのスクリーンショットであれば1枚目、縦向きのスクリーンショットであれば1~3枚目までに設定してください。これは、検索結果の画面では設定した全てのスクリーンショットが見えるわけではないためです。
横長の場合は1枚だけ、縦長の場合は1~3枚目までが表示されます。
そのため、ユーザーの目に留まりやすい1~3枚までを特に意識して、優先順位をつけながら訴求を決めましょう。

Point3. より効果的なスクリーンショットの向きを選択する
Point2で記載をした通り、スクリーンショットは横向きと縦向きがあり、それぞれ表示のされ方が違います。
各向きのメリットを把握して自社アプリに合っているものを選択しましょう。
横向きの場合は1枚でビジュアルを大きく見せられますし、縦向きの場合は3枚でいろいろな訴求ができます。
スクリーンショットの向きの違いはダウンロード率に大きく影響するため、十分に吟味して選択してください。

【ABテストは必ず行ってください】
作成したスクリーンショットが最適なものかどうか見極めるためには、ABテストが欠かせません。テスト結果を分析し、繰り返し改善することでスクリーンショットはより効果の高いものとなっていきます。
しかし、同時にいくつもの要素を変更すると結果が分かりにくくなるため、テストを行う際はなるべく1要素だけを変更し行うようにしてください。
Point4. 実際のダウンロード経路に沿ったデザインや訴求を選択する
自分のアプリがどのような経路でダウンロードをされているかを知ることも、スクリーンショットの最適化には必要です。
例えばストアの検索にて、「スケジュール帳」というキーワードで多くダウンロードを獲得しているのであれば、シンプルに「スケジュール帳」というワードを掲載するのも一つの手です。
または特定のWEBサイトからストアに訪問するユーザーが多い場合は、そのWEBサイトで訴求している内容や雰囲気とスクリーンショットを合わせることでスムーズにダウンロードを促すことができます。

Point5. ユーザーの声に沿った訴求を選択する
Point4.のダウンロード経路とは別に、ユーザーレビューなどを参考にスクリーンショットの訴求を決めることも非常に効果的です。
実際に使ったユーザーが高評価をしている機能やUIなどは、そのままアプリの強みとなります。ユーザーレビューの数の内訳などから、スクリーンショットの順番の優先度なども見えてきます。

4.まとめ
この記事ではASO対策の中でもスクリーンショットに焦点を当て、重要性と効果について解説してきました。
最適なスクリーンショットの作成ポイントでは、効果的なデザインだけでなく、訴求の見つけ方についても言及しましたので、是非参考にしてみてください。
スクリーンショットはアプリの魅力を瞬時に伝えるための重要な要素です。ABテストを行って改善を繰り返すことで、より効果的なものを見つけていきましょう。
執筆:長井 愛実
スターガレージでマーケティングを担当している長井愛実です。ASO(アプリストア最適化)の認知を広げ、正しい理解を深めていただけるよう、情報発信に取り組んでいます。データや事例をもとに、ASO対策の価値や方法を分かりやすくお伝えします。





