【ASO対策にも影響大!】 Google Play ストアのUI変更の全貌と今後の具体策を徹底解説 | ASO対策、ASO専門会社ならスターガレージ

【ASO対策にも影響大!】
Google Play ストアのUI変更の全貌と今後の具体策を徹底解説

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こんにちは!スターガレージのNです。
今回はGoogle Play Console上でもまだ公表されていない衝撃の事実を紹介しますので、見逃し厳禁です。

2024年1月23日頃、モバイル版Google Play ストアの検索結果UIが大幅に変更されました。

Googleによると、世界中の検索エクスペリエンスを統一するため、日本ストアを海外ストアと同様の見え方に変更したとのことです。

『検索結果の表示のされ方』が、直近で大きく変わったことにお気づきの方は多いと思いますが、Google Play Consoleで計測している『Google Playの探索および検索からの訪問者数※1が激減』していることをご存知でしょうか?
※1:以降「訪問者数」と略す

この原因を解明すべく、弊社がGoogleサポートに直接問い合わせた結果、UI変更のタイミングで訪問者数のカウントの定義が変更されていたことが判明しました。

このように、今回のUI変更は訪問者数とインストール数にも影響を与える内容であるため、変更点をきちんと理解して、最適な対策を取る必要があります。

1.モバイル版Google Play ストアのUI変更に伴う『検索結果の表示のされ方』の変更点を徹底解説

今回のUI変更で、検索結果画面で最も大きく変わった点は、「スクリーンショットが表示されなくなった」ことです。
その他、レーティングの表示もなくなり、現在はアイコン/アプリタイトル/デベロッパー名/カテゴリ/平均評価/DL数が検索結果に表示されています。

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それ以外にも、検索結果最上部の「スポンサー」の枠が1アプリから3アプリに拡張されたなどの変化も確認できました。

これは、検索結果でスクリーンショットを見たユーザーがアプリに興味を持ち、タップしてインストールするという今までの流れがなくなることを意味しており、訪問者数とインストール数の減少が予測されます。
以下、今回の変更について、一つ一つ詳細を見ていきます。

① スクリーンショットがデフォルトでは表示されなくなった

今まで検索結果に表示されていたスクリーンショットが表示されなくなりました。
しかし完全に表示されなくなったわけではなく、アプリタイトル横の拡張ボタンを押せば、表示される仕様になっています。
なおアプリタイトルなどのブランド名で検索した場合は、そのタイトルのアプリだけは今まで通りスクリーンショットがデフォルトで表示されます。

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② レビューの件数が表示されなくなった

レビューについては検索結果に平均評価のみが表示されるようになりました。従来の件数と合わせた表示は該当アプリをタップしてアプリの掲載情報ページに遷移した際に確認できます。

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③インストールボタンが表示されなくなり、アプリタイトルに表示される文字数が増えた

今まで検索結果に表示されていた「インストール」のボタンがなくなったことも大きな変更です。それにより、以前は10文字程度見えていたアプリタイトルが、現在は15~17文字程度まで見えるようになっています。
(端末の種類によって表示される文字数は異なります)

④ 最上部に表示されるスポンサー枠の数が増えた

検索結果の最上部に表示されるスポンサー枠のアプリが、1アプリから3アプリに増えました。場合によっては以下画像の通り、従来通り1アプリのみ表示されることもあります。

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また、最上部のスポンサー枠の他に、検索結果の途中でバナー画像がついたスポンサー枠が挿入されるようになりました。これは検索キーワードによっても違いますが7位、14位あたりで挿入されることが多い印象です。①で書いた通り、オーガニックでスクリーンショットが表示されなくなったため、今まで以上に、検索結果途中のスポンサー枠に目が行く可能性があります。

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現在表示されている要素でいかにユーザーを獲得していくかがASO対策の肝となるため、今回の変更点をしっかりと把握しておきましょう。

■Googleが語る今回のUI変更の意図について
今回のUI変更の意図についても弊社は、Googleに確認をしてみました。
Google曰く、今までは日本(と韓国)のGoogle Play ストアのみ、ストアのUIが違ったため、海外でリリースされている新機能の追加などから除外や遅延を受けることがあったとのことです。
今回の変更によって海外のUIと統一されたため、今後は新機能のリリースなどもスムーズに行われることが予想されるようです。
そのためこれからは前以上に、ストア上の変化を注視する必要があるかもしれません。

2.『訪問者数のカウント定義の変更』とそれに伴う訪問者数の激減について

今回のUI変更ではストアの表示が変わっただけでなく、公式から発表がされていない重大な変更がもう一つあります。
それは『Google Play Consoleにおける「Google Playの探索および検索からの訪問者数」のカウントの定義が変更された』ことです。

この変更によって、日本のほぼ全てのアプリの「Google Playの探索および検索からの訪問者数」が大きく減少してしまっています。

例えば、以下はポイ活アプリの訪問者数の推移ですが、1/23を境に、デイリー1,200程あった訪問者数は50程へ激減しています。

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もし、まだ自社アプリのGoogle Play Consoleを確認していない方は、1月23日前後の「Google Playの探索および検索からの訪問者数」を確認してみてください。

さて、ここからが本件の本題となりますが、今回のUI変更で具体的にどのような定義変更がなされたのでしょうか?
弊社ではGoogle Play Consoleのサポートセンターに直接問い合わせを行うことで、Googleサポートからも公式発表がされていない、【カウント定義変更の詳細】を入手することができました。

変更前後の訪問者数の定義

まずは変更前の定義からおさらいをしましょう。
実は変更前の定義もそれほど知られているものではありませんが、Google Play Consoleのヘルプに記載の内容を分かり易く意訳すると、今までの「訪問者数」は検索結果にアプリが表示されただけで、訪問者数としてカウントされていました。
「訪問者数=ストア掲載情報の訪問者数」という名称ですが、実はストアの詳細ページに訪問しなくとも、カウントがされていたということです。

それが今回、カウントの定義も海外と統一され、検索結果でアプリをタップし、詳細ページに遷移した場合に訪問者数にカウントされるよう変更されました。これによって訪問者数は大きく減少する一方で、CVRの数値は大きく増加することとなります。
特に今まで日本ストアのCVRが海外ストアに比べ著しく低く計測されていたものが解消され、より比較分析がしやすくなったという利点もあります。

なお新UIで出現した、検索結果でスクリーンショットを表示させる拡張ボタンを押しても、こちらは訪問者数にはカウントされないとのことです。

ここまで書いてきた通り、直近のGoogle Play ストアではUIやカウント定義の変更など、変化が目まぐるしい状況と言えます。
そのような状況の中で我々はどのようなASO対策を行うべきなのでしょうか?

次項では、現在のGoogle Play ストアに適応したASO対策の一部をご紹介します。

3.UI変更後のGoogle Play ストアにおけるASO対策について

前述したとおり、検索結果の表示のされ方が今までとは大きく変わったことで、その変化に対応したASO対策を行う必要があります。

特に注力をした方がよい箇所を以下記載します。

① アイコンを最適化する

スクリーンショットがデフォルトで検索結果に表示されなくなった今、Google Play ストアのクリエイティブ要素として、アイコンの重要性が高まることが予想されます。
事実、UI変更後にアイコンのABテストを行ったところ、今までよりも大きな優劣がつく結果となりました。
アイコンはブランドイメージを象徴しているため、変更ができないアプリ様も多いかと思いますが、社内のレギュレーションに沿った範囲で、テストをしてみるのも効果的かと思います。

なお、スクリーンショットが検索結果に表示されなくなったとはいえ、スクリーンショットについても、ABテストを行うと依然、大きな優劣がつく状況ですので、最適化を行う必要がなくなった、というわけではありません。
引き続きストア内のクリエイティブについては総合的に最適化を行うことが重要です。

② 高評価のレビューを集めて平均評価を高める

レビュー件数やスクリーンショットが表示されなくなったことで、検索結果においてより他社と「平均評価」が比較されやすくなっています。

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平均評価を高めることは、検索順位上昇などにも影響するため、引き続き重要な項目であると言えます。

③ アプリタイトルをCV対策としても使用してみる

「インストールボタン」が表示されなくなったことで、検索結果で表示されるアプリタイトルの文字数が増えたことは前述のとおりです。この変更を考慮して、アプリタイトルにそのアプリの特徴競合との差別化要素を加える対策が考えられます。
ただ、アプリタイトルは検索順位の対策においても重要な項目なので、検索キーワードを入れるか、訴求文言を入れるかはしっかりと検討をする必要があります。

一例ではありますが、漫画アプリの場合などは特に取扱いが多く、押し出しているジャンルを前方に記載することで、検索キーワードもアプリの特徴も記載することができます。
アプリタイトル例:【●●(ブランド名) – 異世界・転生マンガが多数…】

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④ 各キーワードの検索順位で10位以内、または5位以内を獲得する

今回の変更によってGACの広告バナーがついたスポンサー枠が、検索順位の14位~7位あたりに挿入されるようになりました。
そのためスポンサー枠よりも上位に表示させることは、間違いなくインストールの増加に貢献すると考えられます。

今回の変更で、逆に「検索アルゴリズム」には大きな変動はなかったため、
P:有効なキーワードを調査し
D:それらを順位が上がりやすい方法で設定する
C:設定後は結果を分析し
A:再度入れ替えのアクションを取る
というASOにおける従来のPDCAサイクルは引き続き非常に重要です。

まとめ

今回の記事では、Google Play ストアのUI変更のタイミングで変わった『検索結果の表示のされ方』と、『Google Play Consoleにおける「Google Playの探索および検索からの訪問者数」のカウントの定義』について解説しました。
Googleが話す今回の変更の意図を考えると、これからも今まで以上の頻度でストアに対する変更が行われる可能性があります。
引き続きストアを注視しながら、最新の状況に適用したASO対策を行っていきましょう。

大きな変更があった場合は、また弊社ブログにて記事にしますので是非ご確認ください。

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