ASO対策に必須!検索キーワードのリサーチにおける3つの手段と注意点

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こんにちは!スターガレージの長井です。

今回の記事はASOの検索対策にフォーカスし、その中で最初に行うキーワードリサーチについて解説していきます。

キーワードリサーチとは、ユーザーが検索窓に入力するキーワードを調査・分析するプロセスを指します。

このプロセスを適切に行うことによって、多くのユーザーにアプリを見つけてもらうことができ、オーガニック流入を増加させられるのです。

この工程はASO対策において不可欠であり、最も基礎的な作業です。

しかし、「思いついた単語を設定すればいい」わけではなく、「競合他社アプリ」「複数ある指標」の調査、分析から導き出す必要があります。

本記事では、効果的なキーワードを見つける手段や方法、さらに注意点を交えて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください!

1.キーワードを見つける手段

まずは、キーワードを見つけるための主要な手段を3つ紹介します。

  1. 競合他社の分析
    ターゲットが類似している競合他社のアプリタイトル説明文スクリーンショットを見てみましょう。

    ここで使用されているキーワードをリストアップすることで、最適なキーワードを見つける手掛かりになります。それだけでなく、競合他社が見落としているキーワードも見つかる可能性があります。

  2. オンラインツールの使用
    スムーズにキーワードリサーチができるオンラインツールを使用するのも手段の一つです。ツールを使用すれば検索ボリュームや難易度など、重要な指標を確認しながらキーワードを見つけられます。

    代表的なオンラインツールはAppTweakSensor Towerなどです。キーワードを見つけられる他、後述する「キーワードの精査」にも役立ちますのでぜひ使用してみてください。

  3. ユーザーレビューの参照
    アプリのユーザーレビューから見つかるキーワードやフレーズは、アプリを実際に使用している人々が発する言葉のため、アプリとの関連性が非常に高いワードです。

    レビューはキーワードリサーチの過程では見落とされがちですが、とても価値のある情報源と言えます。

    ユーザーが自社アプリや競合他社のアプリについて、どのように感じているかを知ることでニーズが分かり、そこからキーワードを導き出すことが可能となります。

このように、キーワードを見つける手段は多岐にわたりますが、最初に漏れなくリストアップしておくことが肝心ですので、しっかりと調査を行いましょう。

次に、調査したキーワードを分析するフェーズへ移ります。

2.キーワードの分類

検索対策においては、見つけたキーワードを分類し優先順位をつけることが大切です。
それぞれのキーワードが持つ役割を把握することで、より効果的な戦略を立てられます。

キーワードの分類は大きく分けて3つです。

  1. ビッグキーワード
    ビッグキーワードとは、アプリの主要機能や目的と合致する言葉のことです。例えば、漫画アプリなら「漫画」「マンガ」「まんが」、手帳アプリなら「手帳」「スケジュール」などが該当します。

    ビッグキーワードは検索ボリュームが非常に多く、たくさんのユーザーにアプリを見つけてもらえる可能性が高まります。

    しかし、同時に競合性も高いため、これらのキーワードだけに依存するのは避けた方がいいでしょう。なお本記事における「競合性」とは、「多くのアプリが完全一致で設定をしているか否か」ということを指しております。

  2. ミドルキーワード
    ビッグキーワードよりも具体的で、主に2単語で構成されるキーワードのことです。例えば、「写真 コラージュ」や「スケジュール 共有」などが該当します。

    ミドルキーワードは、ビッグキーワードに比べて競合性はやや低く、特定のユーザー層に向けた訴求が可能です。広範囲なユーザー層にリーチしつつ、より具体的なニーズを持つユーザーへの露出ができるわけです

  3. ロングテールキーワード
    ミドルキーワードよりもさらに具体的で、3単語以上で構成されるキーワードのことです。例えば、「写真 加工 人気」「スケジュール帳 無料 かわいい」などが該当します。

    ロングテールキーワードは、検索ボリュームは少ないものの、特定ユーザーのニーズに強く合致しており競合性も低いため、よりインストール意欲の高いユーザーへ向けてアプリの可視性を高められます

キーワードの分類についてはご理解いただけたかと思います。

最後に、実際にどのようなキーワードを設定すればよいか、「キーワードの精査方法」について解説します。

3.キーワードの精査方法

調査したキーワードの全てがアプリにとって有益なわけではなく、また、アプリストアには設定できる文字数に制限があります。そのため、調査したキーワードを取捨選択する「キーワードの精査」は非常に重要な工程です。

キーワードを精査する際の2つのポイントと注意点を紹介します。

キーワードの関連性

話題性が高い、検索ボリュームが多い、などの理由だけで無関係なキーワードを設定するのは、露出機会が増える可能性はありますが、実際にアプリとの関連性がないため、ダウンロードをされないことが予測できます。

さらに、例えダウンロードまで繋がったとしても、キーワードとアプリが全く異なる内容であるとユーザーの混乱を招き、低評価レビューやアプリのアンインストールをされてしまうため注意が必要です

検索ボリュームと競合性のバランス

キーワードを精査する際には、検索ボリュームと競合性のバランスを考慮してアプリに適したキーワードを選択しましょう。

検索ボリュームが多いキーワードであれば、それだけ多くのユーザーに見てもらえることが期待できますが、それに伴う競合性も激しくなります。

一方、競合性が少ないキーワードはアプリストア内で上位表示を狙いやすくなりますが、検索ボリュームは限られます。

この適切なバランスをPDCAを回しながら見極めることが、ASOにおける検索対策の効果を左右する要素となります


このようにキーワードの精査は時間のかかる作業ですが、ASO対策においてとても重要なステップです。アプリごとに最適な戦略は異なるため、自社アプリに適したものを探してみてください。

4.まとめ

この記事では、ASO対策におけるキーワードリサーチの重要性とその過程で注意すべきポイントについて解説しました。

キーワードリサーチは、効果的なASO対策の基盤を形成します。この過程を一つずつ丁寧に踏むことで、より多くのダウンロード獲得が期待できます。

これからASO対策を始める方はもちろん、すでに行っている方も改めてキーワードを見直してみることをオススメいたします。

執筆:長井 愛実

スターガレージでマーケティングを担当している長井愛実です。ASO(アプリストア最適化)の認知を広げ、正しい理解を深めていただけるよう、情報発信に取り組んでいます。データや事例をもとに、ASO対策の価値や方法を分かりやすくお伝えします。

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