カスタムプロダクトページ・カスタム掲載情報でASO対策を強化する完全ガイド

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こんにちは、スターガレージの長井です。

「広告からアプリストアページに遷移したユーザーのCVRが伸びない」「流入元に合わせて最適な訴求を届けたい」そんな課題を抱えるアプリ担当者も多いのではないでしょうか。

そこで活用できるのが、App Storeのカスタムプロダクトページ(CPP)とGoogle Play ストアのカスタム掲載情報(CSL)です。

これらの機能を活用すると、広告や流入経路に合わせてアプリストアページを出し分けることで、ユーザーに合わせた訴求が可能になります。

本記事では、それぞれの基本的な仕組みから、違い、CVR改善につながる活用方法まで詳しく解説します。

1. カスタムプロダクトページ・カスタム掲載情報とは何か

カスタムプロダクトページとカスタム掲載情報は、それぞれApp Store・Google Play ストアで利用できる、通常のアプリストアページとは別に、追加のアプリストアページを作成できる機能です。

アプリストアページは通常、すべてのユーザーに同じ内容が表示されます。

例えばゲームアプリの場合、アクション好きのユーザーにもRPG好きのユーザーにも、同じスクリーンショットや説明文が表示されます。

また、広告経由のユーザーに対しても同様で、Meta広告でキャラクターの魅力を訴求し、Google広告で機能面を訴求していたとしても、遷移先のアプリストアページは同じ内容が表示されます。

そのため、ユーザーが興味を持ったポイントと、アプリストアページで確認できる情報にズレが生じると、「思っていたアプリと違う」と感じて離脱してしまう可能性があります。

これに対し、カスタムプロダクトページとカスタム掲載情報は、ユーザーの流入経路や利用シーンなどに応じて、アプリストアページの見せ方そのものを変えられる機能で、ストア内CVR改善を実現する代表的な施策の一つです。

両機能に共通する特徴は、1つのアプリに対して複数パターンのアプリストアページを作成・運用できる点です。

広告や流入元に合わせてアプリストアページの訴求内容を最適化することで、ユーザーが求める情報を届けやすくなり、ストア内CVR改善につなげることができます。

このように、カスタムプロダクトページ・カスタム掲載情報は単なる「ページの出し分け」ではなく、ユーザーごとに最適なアプリ紹介を行い、インストールにつなげるためのASO施策として重要な役割を持っています。

次章では、それぞれの具体的な仕様や違い、活用方法について詳しく解説します。

2. カスタムプロダクトページとカスタム掲載情報の違い

カスタムプロダクトページとカスタム掲載情報は、どちらも「ユーザーに合わせたアプリストアページの出し分け」を実現する機能です。

しかし仕様や運用方法は大きく異なり、活用できるシーンも変わります。ここではそれぞれの特徴を整理したうえで、ASO対策における使い分けのポイントを解説します。

まず、両機能の主な仕様の違いを下表に整理します。

App Store「カスタムプロダクトページ(CPP)」

カスタムプロダクトページは、Apple公式のApp Store Connect上で作成・管理できる機能で、1つのアプリにつき最大70件のバリエーションページを作成することができます。

各ページには固有のURLが発行され、広告バナー・SNS投稿・外部サイトなどから特定のカスタムプロダクトページへ直接ユーザーを誘導することが可能です。

カスタマイズできる主な要素は以下の通りです。

・ プレビュー動画
・ スクリーンショット
・ プロモーションテキスト
・ キーワード

一方、アプリ名・アイコン・説明文・評価・レビューはデフォルトページと共通で、CPP側で変更することはできません。

また、Apple Adsと連携できる点も大きな特徴です。広告キャンペーンや広告グループ単位でCPPを設定し、広告内容に合わせたアプリストアページへ誘導できます。

Google Play ストア「カスタム掲載情報(CSL)」

カスタム掲載情報は、Google Play Console上で作成・管理できる機能で、1つのアプリにつき最大50件のストア掲載情報バリエーションを作成することができます。

カスタマイズできる主な要素は以下の通りです。

・ アプリ名
・ アイコン
・ 説明文
・ スクリーンショットなどのグラフィック素材

一方で、評価・レビューは通常のストア掲載情報と共通です。

表示するカスタム掲載情報は、国・地域や言語設定、Google広告キャンペーンなどの条件に応じて切り替えることができます。

また、Google広告と組み合わせることで、キャンペーン単位での出し分けも可能になります。

※詳細は以下公式ページを参照
(App Store:https://developer.apple.com/jp/help/app-store-connect/create-custom-product-pages/configure-multiple-product-page-versions/
(Google Play ストア:https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/9867158?hl=ja

このように、どちらもアプリストアページをユーザーに合わせて最適化できる機能ですが、変更できる項目や表示条件、連携できる広告媒体などに違いがあります。

次章では、CVR改善につなげる具体的な方法について解説します。

3. 活用方法と効果的な使い方

カスタムプロダクトページとカスタム掲載情報は、単に複数のアプリストアページを作成するだけでは十分な効果を発揮できません。

重要なのは、ユーザーがどのような経路でアプリストアへ訪れるのかを踏まえ、それぞれの流入元に合わせたアプリストアページを設計することです。

ここでは、代表的な活用方法を紹介します。

広告との連携

カスタムプロダクトページ・カスタム掲載情報は、広告の流入元に合わせて専用のアプリストアページを表示できるため、広告施策との相性が良い機能です。

広告で訴求している内容と、アプリストアページの内容を一致させることで、ユーザーが広告で興味を持った情報をそのまま確認できます。

例えば、新機能を紹介する広告から流入したユーザーには、新機能を中心に紹介したアプリストアページを表示することで、広告とアプリストアページの情報のズレを防ぐことができます。

検索キーワードとの連携

アプリストア内検索では、ユーザーが入力するキーワードによって求めている情報が異なります。

CPP・CSLを活用することで、検索キーワードから読み取れるユーザーの目的に合わせて、スクリーンショットや訴求内容を変更したアプリストアページを用意できます。

例えば、機能や利用目的に関するキーワードで検索したユーザーに対して、その内容を重点的に紹介するページを表示することで、ユーザーが必要な情報を確認しやすくなります。

ホームページ・LPとの連携

自社サイトやキャンペーンLPからアプリストアへ誘導する場合も、流入元の内容に合わせたアプリストアページを表示できます。

例えば、特定のサービスやキャンペーンを紹介するページから流入したユーザーには、その内容に関連した情報を掲載したアプリストアページを表示することで、ページ間の一貫性を保つことができます。

このように、CPP・CSLは流入経路ごとにユーザーが求める情報を届けることで、アプリストアページ訪問後の離脱を防ぎ、CVR改善につなげるための重要な施策です。

次章では、実際にCVRを高めるための具体的な戦術について解説します。

4. CVRを高める戦術

前章では、カスタムプロダクトページ・カスタム掲載情報の代表的な活用方法を紹介しました。

ここでは、CVR向上につながる具体的な戦術を3つ紹介します。

①広告クリエイティブとアプリストアページの訴求を統一する

広告から流入したユーザーは、広告で見た内容を期待してアプリストアページを訪れます。そのため、広告で訴求した内容やデザインをアプリストアページにも反映し、ユーザーが違和感なく確認できる状態を作ることが重要です。

具体的には、以下のようなポイントを意識することで、広告とアプリストアページの一貫性を高めることができます。

・ 広告で訴求している内容をスクリーンショットで伝える

「新機能」「期間限定イベント」「初回限定特典」など、広告で訴求している内容は、アプリストアページのスクリーンショット1~3枚目で紹介します。

広告で興味を持った内容をアプリストアページでもすぐに確認できることで、ユーザーの期待とのズレを防ぎ、インストール判断につなげやすくなります。

・ 広告のデザインや配色をアプリストアページにも反映する

広告からアプリストアページへ遷移した際に違和感を与えないよう、広告で使用しているメインカラーやデザインテイストをアプリストアページにも反映します。

例えば、広告が青を基調としている場合は、スクリーンショットの配色やフォント、装飾なども可能な範囲で統一することで、一貫した印象を与え、離脱防止につながります。

・ 起用しているタレント・キャラクターをスクリーンショットの1枚目に配置する

広告でタレントやインフルエンサー、キャラクターを起用している場合は、そのビジュアルをアプリストアページのスクリーンショット1枚目にも使用します。

ユーザーは広告で見た人物やキャラクターをアプリストアページでもすぐに確認できるため、「広告と同じアプリだ」と認識しやすくなり、離脱を防ぐ効果が期待できます。

特にタレントやキャラクターは広告の中でも目を引く要素であるため、アプリストアページでも最も目立つ1枚目に配置することが効果的です。

②検索意図に合わせて訴求内容を変更する

アプリストア内検索から訪れるユーザーは、入力するキーワードによって求めている情報や利用目的が異なります。

そのため、検索キーワードに合わせてスクリーンショットの訴求内容を変更することで、ユーザーが知りたい情報をすぐに伝えられ、インストールにつながりやすくなります。

具体的には、以下のような施策が有効です。

・ 検索キーワードを反映する

ユーザーが検索したキーワードと一致する表現を、スクリーンショット内のキャッチコピーに使用します。

例えば、「家計簿 レシート」で検索したユーザーには「レシートを撮るだけで家計簿入力」、「家計簿 家族共有」で検索したユーザーには「家族でかんたん家計簿共有」のように、検索キーワードと一致する表現を使用することで、「探していたアプリだ」と認識しやすくなります。

・ 検索キーワードから読み取れるニーズに合わせて訴求内容を変更する

検索キーワードが異なれば、ユーザーが知りたい情報や解決したい課題も異なります。そのため、検索キーワードから読み取れるニーズに合わせて、スクリーンショットで訴求する内容を変更することが重要です。

例えば、レシピアプリの場合、「レシピ 初心者」で検索したユーザーには「3ステップで簡単調理」「材料を選ぶだけでレシピ提案」など、手軽さや使いやすさを訴求します。

一方、「ダイエット レシピ」「糖質オフ レシピ」など、目的が明確なキーワードで検索したユーザーには、「低糖質メニューが充実」「カロリー管理ができる」など、検索目的に直結する内容をスクリーンショットで訴求します。

③ホームページ・LPとアプリストアページを連動させる

ホームページやLPからアプリストアへ誘導する場合は、遷移先となるアプリストアページも連動した内容にすることが重要です。

LPで興味を持った内容とアプリストアページの訴求にズレがあると、ユーザーは「求めていた情報と違う」と感じ、離脱につながる可能性があります。

具体的には、以下のような施策が有効です。

・特設LPのメインビジュアルをスクリーンショット1枚目に使用する

夏休みキャンペーンや年末セールなどの特設LPを作成した場合は、LPのメインビジュアルやキャッチコピーをアプリストアページのスクリーンショット1枚目にも反映します。

例えば、夏休み限定イベントの場合は「夏休み限定イベント」という訴求やキャンペーンデザインをそのまま使用することで、ユーザーはLPとアプリストアページの関連性をすぐに認識できます。

・期間限定特典の内容を具体的な条件付きで記載する

ホームページで「早期予約で最大20%OFF」「初回登録で1,000ポイントプレゼント」などと訴求している特典内容は、スクリーンショットやプロモーションテキストにも具体的な数字や条件を記載します。

特典内容や条件がホームページとアプリストアページで異なると、ユーザーの不安につながるため、金額や期間などの情報を一致させることが重要です。

・LPで紹介している内容に合わせたCPP・CSLを作成する

自社サイト内に複数のLPやサービス紹介ページがある場合は、それぞれのページ内容に合わせたCPP・CSLを作成します。

例えば、投資サービスの「NISA紹介ページ」から流入したユーザーにはNISA関連の機能やメリットを訴求したアプリストアページを、「クレジットカード申込ページ」から流入したユーザーにはカード特典を訴求したアプリストアページを表示します。

このように、LPとアプリストアページの内容を連動させることで、ユーザーの期待とのズレを防ぎ、インストールにつながりやすい導線を作ることができます。

5. まとめ

カスタムプロダクトページやカスタム掲載情報は、ユーザーの流入経路や興味関心、利用シーンに合わせてアプリストアページの内容を最適化できる重要なASO施策です。

従来のアプリストアページでは、すべてのユーザーに同じ情報が表示されるため、カスタムプロダクトページやカスタム掲載情報を活用することで、広告や検索キーワードなど流入元に合わせたアプリストアページを表示でき、ユーザーが求める情報を届けやすくなります。

ユーザーごとに最適な訴求を行うことで、ストア内CVRの改善やインストール数の向上につなげることができます。

なお、弊社では、カスタムプロダクトページ・カスタム掲載情報を活用したASO対策や、広告流入後のCVR改善に向けたアプリストアページ最適化を支援しています。アプリのダウンロード数やストア内CVRの改善にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

執筆:長井 愛実

スターガレージでマーケティングを担当している長井愛実です。ASO(アプリストア最適化)の認知を広げ、正しい理解を深めていただけるよう、情報発信に取り組んでいます。データや事例をもとに、ASO対策の価値や方法を分かりやすくお伝えします。

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